杉の巨木と杉の間から溢れる日の光を眺めながら歩いていくと、四天王門の周りに紅葉で溢れている高尾山薬王院が現れる。
四天王門の門内には、増長天、持国天、多聞天、広目天の四天王像が安置されている。
写真は持国天。
四天王門をくぐってすぐ、目に飛び込んでくるのが天狗像。
普通?の寺などへ行っても天狗像は見かけないので、とても新鮮味があり、山の中に建てられた自然と共にしている寺なのだと、改めて思う。
薬王院の大本堂へは、男坂より急な階段を上っていく。
薬王院の大本堂の横にある、急な階段を上ると飯縄大権現を祀った飯縄権現堂がある。
左には福徳稲荷社と天狗社があり、天狗社には天狗の一本歯の下駄が置いてある。
飯縄権現堂の右手を抜け、またまた急な階段を上っていくと、奥の院不動堂とその背後に浅間神社が現れる。
それを過ぎると舗装されていない山道に変わり、しばらく歩くと高尾山山頂。
山頂は以外と広くなっており、多くの人が休めるようになっている。
山頂の広場に入ってそのまま進むと、目の前に富士山が見えてくる。
山間から顔を出している感じだが、以外と近く見える。
富士山の見える位置から右手に階段があり、そこを降りるとまとまった紅葉を見る事ができた。
山頂付近はすでに紅葉の時期を過ぎていたようなので、もう少し早く来れば見事な紅葉が見れるかもしれない。
とりあえず目標の山頂まで来たので、下山。
登りは1号路だったので、帰りは3号路を選択。
なぜ3号路を選んだかと言うと、
とことこ高尾山のルート説明に「バードウォッチングにおすすめ」「双眼鏡片手にのんびりハイキング」とあったので、広くてある程度整備された道を鳥を探しながら行けるのかと思ったから。
実際はのんびりハイキングどころではなかったが。
3号路へは山頂手前から5号路へ分岐して、3号路へ入る。
写真は5号路から3号路への分岐地点。
3号路の分岐地点に来た時「コンコンコン」と木を突く音が聞こえた。
これはキツツキが木を突いているなと思い、音のする方へ歩いていくとコゲラを発見。
とりあえずその場で一枚写真を写し、もう少し近寄ろうと思いそっと歩いたが、下は枯れ葉でいっぱいでどうしても音が出てしまい、「ギィー」と一声鳴いて飛んでいってしまった。
3号路は山の中を歩くコースで紅葉はあまりなく、他の木々に混じって時々紅葉が出てくる。
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